コンビニで税抜き価格が100円の塩おにぎり、高いと思う人はほとんどいないと思います。では、kg1,100円の白米(60kg66,000円)を普通に買う人はどれほどいるでしょうか。わずかしかいません。ところが、kg1,100円の白米を家で炊いて塩おにぎりを握れば、経費は100円もかかりません。家でご飯を炊いて塩むすびを炊いて自分でにぎる時には、人件費はカウントしません。これに対して、コンビニのおにぎりには、お店の人件費も、本部のローヤリティーモ、外注先の仕出し業者の人件費や減価償却費、すべてが入っている。そのため、コンビニではどんなに安い食材を使っても、価格はけっして安くなりません。食品もすっかり商品化された社会では、価格決定権は大手企業が握っています。
では、零細な農家はどうやったらいいか。伝える方法を鍛えましょう。そのためのコースを用意しましたので、ご参加ください。少数精鋭、おおむね数名のコースです。日程調整しますので、欠席しないでリアルで参加ください。
そして、伝えることで秀でている農家、愛知県新城市の松沢政満さんのところも視察します。松沢さんの伝え方について、長谷川が解説します。
期間 全5回+愛知県新城市の福津農園視察
スケジュールは、参加者の都合で決めますので、少人数での開催となります。
時間 20時から22時(講義1時間30分、意見交換30分)
対象 「アグロエコロジー基礎編」修了者
講師 長谷川浩(理事長、農学博士、日本有機農業学会元副会長)
参加費 新規参入者 3万円、それ以外 5万円(人数限定)。
松沢さんの農園の見学のための交通費や宿泊費は別途必要です。
<カリキュラム>
第1回 食と農業の価値を改めて確認する
第2回 ボトムアップは共感が必須
第3回 ワークショップで何を伝えるか
第4回 万人受けは必要ない、関係性の構築
第5回 松沢さんの伝え方の予習
松沢さんの農場見学は別途日程調整します。
申し込み方法
メール(hasegawa@motherearthresearchinstitute.org)または以下のお申込みフォームからお申し込みください。